プロが教える「失敗しない家具の選び方」|一生モノの家具と出会うための5つのポイント

家具選びは、お部屋づくりの中で最も難しい作業のひとつです。
「買ってみたら色が合わない…」「サイズが大きすぎた…」など、
失敗したと感じる理由の多くは“選び方の順番”にあります。

プロが実際の現場で使う、“一生モノの家具と出会うための選び方”を
5つのポイントにまとめてご紹介します。


1. 家具は“用途 → サイズ → デザイン”の順に選ぶ

家具選びで真っ先にデザインを見てしまうと、
見た目に引っ張られて サイズ・使い勝手のミス が起きやすくなります。

プロが必ず守る手順はこちら:

  1. 用途(何に使うか)

  2. サイズ(部屋に合うか・動線は取れるか)

  3. デザイン(テイスト・素材・色)

家具は「飾り」ではなく“毎日使う道具”。
使い方に合う家具を選ぶことが、失敗しない最大のコツです。


2. 家具は“部屋の広さ”ではなく“空間の比率”で考える

6畳でも大きいソファが置けることもあれば、
10畳でも圧迫感が出る家具もあります。

重要なのは、
“空間に対する家具のボリューム比”

失敗しない考え方

  • 床が 3〜4割見える → 空間が広く見える

  • 家具が低め → 天井が高く見える

  • 奥行が浅い家具 → 部屋に余裕が生まれる

家具単体ではなく、
「部屋全体のバランス」 の中で家具を見るのがプロの視点です。


3. 色は“3色ルール”を守ると簡単にまとまる

家具はお部屋の印象を左右する大きな“色の面積”。
色選びを間違えると、どれだけ良い家具でもまとまりません。

失敗しない3色の黄金ルール

  • ベースカラー(床・壁・大型家具)

  • メインカラー(ソファ・ラグなど)

  • アクセントカラー(クッション・小物)

家具を買うときは、
既にある 床色メインカラー に合わせるだけで成功率が上がります。

特にソファやダイニングは存在感が強いため、
グレー・ベージュ・木目 など中間色を選ぶと失敗しにくいです。


4. 素材は“暮らし方”に合わせて選ぶ

家具は素材によって耐久性や扱いやすさが大きく変わります。

例:ソファの場合

  • ファブリック:柔らかくナチュラル/汚れが気になりやすい

  • レザー:高級感・掃除しやすい/傷には弱い

  • フェイクレザー:コスパ◎/経年劣化の可能性あり

例:ダイニングの場合

  • ウッド(木):どんな部屋にも馴染む/天板のメンテ必要

  • ガラス:広く見える/指紋・汚れが目立ちやすい

  • メラミン・突板:傷に強く扱いやすい/木の温かみは少ない

家具は “家族構成・ペットの有無・生活動線” によって最適解が変わるため、
ライフスタイルに合わせて素材を選びましょう。


5. 長く使う家具ほど“デザインの癖が少ないもの”を選ぶ

家具の買い替えで最も多いのが、
「数年たったら飽きた」という理由。

長く使う家具は、
シンプル・ベーシック・直線的・ニュートラルカラー
を選ぶ方が圧倒的に後悔しません。

逆に、個性の強い家具は
サイドテーブル・チェア・アート・小物
など“入れ替えの効くアイテム”で楽しむのが正解です。


まとめ|家具選びは「順番」と「比率」で失敗しない

家具選びはセンスよりも“正しい選び方の手順”が大切。

① 用途 → サイズ → デザインの順で選ぶ
② 部屋ではなく“空間比率”で考える
③ 色は3色で整える
④ 素材は暮らし方に合わせる
⑤ 長く使う家具はベーシックを選ぶ

この5つさえ押さえておけば、
どんなお部屋でも上質で使いやすい空間に仕上がります。


「自分の部屋ももっと素敵にしたい」「プロの意見を聞いてみたい」という方は、
アダムインテリアへぜひお気軽にご相談ください。

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