プロが教える「失敗しないソファの選び方」|くつろぎとデザイン性を両立する5つのポイント
リビングの主役ともいえるソファ。
毎日使う家具だからこそ、サイズ・座り心地・素材・高さなど、
選ぶポイントが多く失敗しがちなアイテムです。
今回は、インテリアコーディネーターが現場で必ず確認する
“絶対に失敗しないソファ選びのコツ” を5つに分けてご紹介します。
1. ソファのサイズは“部屋の動線”から逆算する
ソファ選びで最も多い失敗は サイズオーバー。
置いてみてから
「歩くスペースがない」「テーブルが置けない」
というケースは非常に多いです。
【動線の目安】
-
最低:60cm
-
快適:80〜90cm
【適したソファ幅の目安】
-
2人掛け:140〜160cm
-
2.5人掛け:160〜180cm
-
3人掛け:180〜220cm
大切なのは、
“ソファ+ローテーブル+歩くスペース”が確保できるか
という全体バランスです。
2. 座り心地は“奥行き”で決まる
ソファの座り心地は、硬さよりも 奥行き で決まります。
【座面奥行きの目安】
-
標準の座り方が好きな人:50〜55cm
-
あぐら・ゴロ寝をしたい人:60〜70cm
奥行きが深いソファはリラックス感が抜群ですが、
背が低い方や小柄な女性には 足が浮いて体が疲れやすい ことも。
ショールームでは
必ず10分以上座る・深く座る・浅く座る を試すと失敗しません。
3. ソファの素材は“暮らし方”に合わせて選ぶ
素材で使い心地も耐久性も大きく変わります。
【ファブリック(布)】
-
柔らかく温かみがある
-
色やデザインが豊富
-
汚れはつきやすいがカバー洗いできるタイプも多い
→ 子ども・ペットがいる家庭に最適
【本革(レザー)】
-
高級感があり長く使える
-
温度によって多少冷たい・暑い
-
傷に弱い
→ 高級感重視・きちんとケアする人向け
【合皮(フェイクレザー)】
-
水や汚れに強い
-
手軽に高級感が出る
-
数年で劣化することも
→ コスパ重視・清掃しやすいソファが欲しい人に
素材は
「触り心地」「掃除しやすさ」「耐久性」
の3つで選ぶと後悔しません。
4. 背もたれ・座面の高さが“お部屋の印象”を決める
ソファの高さは、部屋の広さ・雰囲気に強い影響を与えます。
【ロータイプ(背低め)】
-
圧迫感が出ず部屋が広く見える
-
スタイリッシュ・ミニマル
-
立ち座りはややしにくい
【ハイタイプ(背高め)】
-
座り心地が抜群
-
身体をしっかり支えてくれる
-
部屋の中で存在感が出る
【脚の有無】
-
脚あり → 軽やか、床が見えて広く見える
-
脚なし(ロータイプ) → 安定感・重厚感
お部屋を広く見せたいなら 背低め・脚あり が最適。
くつろぎ優先なら 背高め・座面がやわらかい タイプを選びましょう。
5. ソファは“テイスト × 色 × ラグ”とセットで決める
ソファは単体で選ぶと失敗します。
実際は ラグ・カーテン・床色・テーブル と合わせたときにバランスが取れるかが重要。
【失敗しない色選び】
-
迷ったら グレー or ベージュ
-
床が濃い → 明るいソファで抜け感を
-
床が明るい → グレーやブラウンで重心を安定
-
家具がカラフル → ソファは無地でまとめる
ソファは “部屋の主役のひとつ”。
テイスト全体のバランスを意識すると、空間が一気に整います。
まとめ|ソファ選びは「動線 × 奥行き × 素材」で成功する
ソファを失敗なく選ぶポイントは次の5つ。
① 必ず動線を確保してサイズを選ぶ
② 座り心地は奥行きで決まる
③ 素材は生活スタイルに合わせる
④ 高さと脚の有無で部屋の雰囲気が大きく変わる
⑤ 部屋全体(ラグ・カーテン・床)との相性で色を決める
この5つをおさえるだけで、
ソファは“くつろげる+空間が整う”理想のアイテムになります。
「自分の部屋ももっと素敵にしたい」「プロの意見を聞いてみたい」という方は、
アダムインテリアへぜひお気軽にご相談ください。
暮らしを、上質にデザインする。
あなたの理想の空間づくりを全力でお手伝いします。
